市川 陽子(企画・出品)/ Yoko Ichikawa


「 近いものは遠ざかる」

 

地上では見る事の出来ないものが海の中で見る事が出来る。

稲垣 萌子/ Moyoko Inagaki


「 Chromatic Dragon 」

 

水中では自分の体と水境界線があいまいになる
体にあいた無数の穴から水が入り込み、

通りぬける波と一緒に揺らいで戯れる

染谷 聡 / Satoshi Someya


「海のものか山のものか」

 

海に潜ると、山の途中だったと思う。
海を見上げると、空の延長だったと思う。

 

田島 史朗 / Shiro Tajima


サイズ:高さ6000×幅2000奥行き1500mm / スチレンボード・ナイロン
サイズ:高さ6000×幅2000奥行き1500mm / スチレンボード・ナイロン

「 う・み・は 」

 

『海(うみ)』は林柳波(はやしりゅうは)による童謡です。
彼は1892年に私と同じ群馬県に生まれました。
海なし県で育った彼の海に対する思いは、とてもよく伝わります。
今回、歌詞の一部を海に漂わせました。
『う・み・は』に続く言葉について、皆で考えを巡らせてみたいと思いました。

又吉 賢昌 / Kensho Matayoshi


「 お もしろサンゴ 」(珊瑚移植プロジェクト)

 

鉄を素材にカメのオブジェを作りサンゴを移植します。
これまでの経験をもとに作品をしっかりと固定し
サンゴの成長と共にカメを覆いつくして行く過程を観察したいと思います。
今回は種類の違うサンゴを複数、移植したいと思います。それも楽しみです。