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《みぎわの音きく》
波打ち際は小さなたくさんの音であふれている。嘉鉄の浜にあるもので、波や風をうけて音のなるものをつくる。
素材:木材、紐、鈴、嘉鉄の浜のもの
《海の中で森を想う》
生き物は体の中に樹を持っている
海の中にいるとき、自分が大きな何かの一部だと感じる
海の中で枝を伸ばし自由に広がる樹があるとしたら・・
素材:ゴムホース、木、カッティングシート
《sunya》
sunyaとはサンスクリット語でゼロ、空っぽ、何もない状態を示す。
それと同時にそれは満たされている状態でもある。
海の底の空っぽの大きな壷は、時間と共に海という大きな空間(環境)の一部を内包するようになる。
《とどいたリズム》
空と海。二つの青い世界の間で「ゆらゆら、ざぶざぶ」と揺れる地球の皮膚「海面」。下からも上からも揺らされて、リズムを刻み続ける。空から覗いて、海から見上げ、リズムを感じてみる。どこからかやってきたいくつものリズムを。
《ひとかたまりの水》
海の中には温度や流れのことなるたくさんの水のかたまりがある。泳いでいて不意にかたまり同士の境目に触れるとはっとする。生き物のような水のかたまりのうごめく集まりが、海なのだと認識する。
素材:明ビニール、ロープ、不織布、ウキ
《うみのなかのオボー》
オボーとはモンゴルなどで見られる、道中の安全を祈願する為の標柱である。
私が出会ったそのオボーは、カラフルで、サーカスのテントを想起させるものだった。
素材:綿布、ロープ、単管、反応性染料
《無題》
結局この海はいいっていう作品しか作れない.
もちろん綺麗な海は続いてほしいと誰もが思うけど,日々変化し続けるものに気づくのは難しい.
海の中に入らなきゃわからないし,前と比較しなきゃわからない.
素材:鉄,アクリル,バッテリー,ディスプレイ
《淼淼(びょうびょう)》
漢字には部首などにより様々にイメージを持つことができる。
海から派生する様々な漢字を並べてみた。
海に関わる様々な言葉(漢字)から人とのつながりも見えてくる。
私は、淼(びょう)と凪(なぎ)が好きだ。
素材:スチレンボード・テグス他
《さんずいのほうのあそび》
砂浜で石のようなかたちの発泡スチロールを拾った。おそらくもとは浮子であっただろう。便利に形作られ、波に削られた。海と人をつなげるものとして、浮子の在り方が楽しく感じられた。
素材:発泡スチロール、木、貝、など
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